数あるダンボール素材の中で、最も分厚いのがここでご紹介するWフルートです。「W」という名前から何となく想像できませんか?
そうです、WフルートというのはAフルートとBフルートを重ねたもので、2つのフルートが重なっているから「W」なのです。
では、Wフルートはどんな時に使うのか?その答えは簡単で、非常に重いものを入れる時です。中身が壊れやすいものの場合、材質をWフルートにして分厚くしてもそれほど強度は向上しませんが、重いものとなると話は別です。中身の重さのせいで箱が壊れてしまっては元も子もないので、こうした場合には迷わずWフルートが使われます。
また、WフルートというのはAフルートとBフルートが重なり合っているものなので、それぞれのメリットを両立できる材質であることも見逃せません。
標準的なWフルートというのは、内側がAフルート、外側がBフルートになっています。これはなぜかと言いますと、中に入っている荷物を守るために緩衝性の高いAフルートを内側に、そして印刷の乗りが良いBフルートを外側にすることで箱のデザイン的な自由度を高めています。
まさにAとBの良いところ取りなのですが、やはりそれだけ分厚いということで輸送コストは高くなるというデメリットもあります。
ダンボール選びで知っておきたい厚みについて Wフルート
ダンボール選びで知っておきたい厚みについて Bフルート
ダンボール選びの際に知っておきたい材質の厚みについて、ここではBフルートを解説します。Aフルートが厚さ約5mmであるのに対し、Bフルートは厚さが約3mmとなっており、薄めです。たった2mmの違いしかないように見えますが、5mmの厚みと比べると40%も薄いことになります。手に取ってみると分かりますが、かなり薄いという印象を持たれずはずです。
中身を守るために箱があるのですから、大は小を兼ねるということで厚めの素材を使ったほうがいいような気もします。それは間違いありませんが、プレゼント用の箱などが分厚い素材の箱に入っていたら、ちょっと違和感ありますよね。
中身が軽い場合や、箱そのものの見映えを良くしたいという場合には、Bフルートが最適です。Aフルートよりも印刷がしやすいので、化粧箱などに使われることが多い材質です。
逆に、Bフルートは出荷や発送には不向きです。個人で何かを発送したりする場合にBフルートを使用すると発送の途中で箱が破損してしまったり、ちょっと大きな箱になるとクタッとした感じになってしまうので、用途に応じてAフルートとBフルートはうまく使い分けましょう。
Aフルート
ダンボールが本来持っている役割というのは、中に入っている荷物を衝撃や汚れなどから守ることです。汚れから守るだけなら厚みは特に気になりませんが、衝撃から守るためには材質にも一定の厚みが必要だということになります。
この厚みには、いくつかの規格があります。大きく分けて3つの段階があるのですが、ここではAフルートについて解説します。
Aフルートというのは、厚さが約5mmで外装箱用に使われるもののことを言います。これだけだとちょっと分かりにくいですね。
ダンボールを手に取った時の感触を思い出してみて下さい。「これは厚い」「これは薄い」と感じる2種類があるはずです。荷物を発送したり出荷したりする際に使用する箱は、プレゼント用などの小さい箱と比べて「素材がちょっと厚い」とお感じになったことはないでしょうか。あったとすると、おそらくそれがAフルートです。ちなみに、小さい箱などで「これは薄い」と感じたものがあるとしたら、それはBフルートだと思います。
スーパーでもらってくるものについては、ほとんどが商品の運送用に使われていたものなのでAフルートだと思います。
誰かに宅配便や小包などで荷物を送る場合に使われることも多いので、最も存在感がある規格と言ってもよいでしょう。
色で選ぶダンボール
ダンボールの色というと、どんな色を想像されますでしょうか。
カーキ色というのでしょうか、茶色というのでしょうか、古紙のような色をしているのが一般的です。それでは、ダンボールの色というと、この色しかないのかと言いますと、実際にはそんなことはありません。もっとカラフルなダンボールもたくさんありますね。
ここでは、ダンボールを色で選ぶということについて考えてみたいと思います。
ダンボールに色がついているのは、何らかの印刷が施されているからです。先ほど述べたような茶色というのは、色をつけていないプレーンな状態のダンボールです。ここに色をつけると、カラフルなダンボールの出来上がりです。
市販されているダンボールを見ると、本来の茶色のものが大半ですが、プレゼント用の箱などになっているダンボールを探してみると、とても色鮮やかなダンボールをたくさん見つけることができます。
特に人目に触れない場合や荷物を送る場合など、デザインにこだわりがないのであればノーマルな色で構わないと思いますが、プレゼントなどに使う場合にはカラフルなものを使う、こんな選び方ができるのもダンボールの自由さだと思います。
最近では色だけでなく、模様が入っているものもたくさんありますので、選んでいるだけで楽しいですよ。
子供の頃のダンボール選び
ダンボール選びをするのは、何も大人だけではありません。子供の頃にダンボールをおもちゃにして遊んだ経験がある人というのは、子供の頃にもしっかりとダンボール選びをしているはずです。
例えば、斜面や滑り台などを滑り降りるのにダンボールを使っていた思い出のある人というのは、その当時の心に戻って考えてみると、その遊びに適しているダンボールを無意識にちゃんと選んでいたことと思います。滑り台の斜面がどんな状況になっているかにもよりますが、もしコンクリートのような斜面であれば厚くて丈夫な材質のダンボールが適していますし、金属の斜面であれば柔らかくて滑らかな感じのダンボールが適しているでしょう。
子供はダンボールのことを知っているはずがありません。ダンボールの厚みを表す規格にはフルートというものがありますが、子供がそんなことを意識してダンボールを集めているなんて話は聞いたことがありません。
子供というのは遊びの中で知らず知らずのうちにダンボールに親しんでいるということですね。しかも、その遊びを通じてダンボールには色々な厚みや手触りのものがあって、それを適切な用途に使うということを自分で学んでいるということです。
ダンボールがいかに私たちの生活に深く浸透していて、役に立ってくれているかということが実感できる話です。
引越しのダンボール選び 衣類
引越しの際に多い荷物としては、衣類も軽視できません。
特に家族の引越しともなると女性がいるので、
女性の荷物の大半を衣類が占めているということも珍しくありません。
それでは、衣類を運ぶための収納箱選びとは、どのような点に留意すれば良いのでしょうか。
お皿やコップなど割れ物が多い台所用品と比べて、衣類というのは衝撃に強いという特徴があります。箱の外側からの衝撃があっても中身が壊れるということはほとんどありません。
また、台所用品ほど重くはないので、重さに耐えられるという性能もそれほどシビアにならなくても良いでしょう。
その代わり、衣類にはシワをつけてしまうとシワを取るのが大変だという特性があります。ほとんどの場合、衣類は箱の中に畳んで入れることになると思います。
その時、畳んだ大きさよりも箱の底面が小さいと、運搬時にシワがつきやすくなってしまいます。
そこで、衣類を運ぶのに適しているものは底面が広いものということになります。強度についてはそれほどシビアに考える必要はありませんので、その代わりに組み立てた際に大きめのダンボール箱を選んでください。
なお、これは目安ですがタンスが1つに対してダンボール箱は5枚程度必要になります。
引越しのダンボール選び 台所用品
実際に引越しをしたことがある方であれば心当たりがあるかも知れませんが、
引越しの際に意外に多いのが台所用品。食器や鍋、やかんをはじめとして、
その他にも膨大な数の雑貨があります。
さらには使いかけの調味料やお酒、飲み物など重いものも多く、
引越し業者も台所用品をいかに安全に運ぶかというのは腐心しているそうです。
当然ながら、台所用品の運搬にもダンボールは大活躍します。
しかし、たくさんある種類からどんなものを選べば良いのか、迷ってしまいます。
ここでは台所用品を運ぶ際の理想的な選び方を考えてみたいと思います。
まず、台所用品の重量に注目します。お皿や鍋などはとても重いので、
しっかりとした厚みを持った箱でないと底が抜けてしまって中身を壊してしまう可能性もあります。
また、特にお皿は衝撃に弱く、
箱の外側からの衝撃で中身が割れてしまうようでは運搬に適していません。
結論として、重さに耐えられることと、外側からの衝撃に強いということが求められます。
数あるダンボールの中でも台所用品については比較的良いものを選ぶ必要があると言えるでしょう。
なお、サイズについては、いわゆる「みかん箱」程度の大きさが最も使いまわしが良いことも付け加えておきます。
見映えで選ぶダンボール
ダンボールというのは見映えよりも機能性を重視した梱包材です。
確かにスーパーの裏などにうず高く積み上げられているダンボールを見ていると、
どれも薄い茶色をしていてどれも同じものに見えます。
しかし、最近ではダンボール自体にデザイン性を求めるニーズもあります。
コストを削減することで商品を安く販売する「ボックスストア」が見られるようになりましたが、出荷されてきた商品を、ダンボールに入れたまま販売するので普通の陳列棚よりも見映えは悪くなります。
しかし、こうした売場で使うことも想定してダンボールのデザインや機能性を工夫し、
そのまま陳列して販売ができるようなダンボールが使われ始めています。
当然カラフルな色がつけられたダンボールも続々と登場しており、
これまでのようにダンボールは機能性だけを重視したものというイメージを一新しています。
このようにデザイン性に優れたダンボールは一般の人が購入できるようにもなっており、
100円ショップや文具店などに行くと、カラフルで面白いデザインのダンボールが売られています。
いずれも部屋の収納やプレゼント梱包といった用途を想定したもので、
単に機能性だけでなく、ダンボールを使うことが楽しくなるものばかりです。
厚みで選ぶ
ダンボールと一口に言っても、実はその厚さにたくさんの種類というものがあります。
ダンボールを裁断した時にその断面を見ると分かりますが、
2枚の紙の間に波線のようになっている紙があります。
ダンボールの表面を1枚剥がすと、その波線がよく見て取れます。
この波線が高くなっているものはダンボール自体が分厚くなり、
反対に波線がなだらかになっているものは薄いダンボールということになります。
この厚さは約1.5ミリから約8ミリまで用意されていて、
ダンボールの用途によって使い分けるようになっています。
なお、一番薄いものはE段と呼ばれ、
そこからB段、A段、そして最も分厚いW段となります。
W段ともなると厚さは約8ミリ、1センチ近くあることになります。
そこまで分厚いダンボールになると中の波線は2重になり、
より弾力性や強度に優れたダンボールとなります。
ちなみにこのW段という名称ですが、B段とA段を重ねて二重構造になっているので、「ダブル」というわけです。
当然ですが、厚みが増すごとにダンボールの価格は高くなります。
しかし、厚みが増すごとに強度や断熱性に優れた材質になるので、
壊れやすいものなど、中に入れるものがそれを求めているのであれば、
分厚いW段に近い規格のものを選ぶ必要があります。
買うならどのようなダンボール?
タダで貰えるダンボールなのに「買うの?」と言われそうですが、
中に入れるものを考えたらお金を出して
購入したほうがよいと思います。
例えば、沢山の商品を発送しているのに
いつまでたってもお古のダンボールではいけませんし、
同じもので同じサイズの物を扱っていたら
購入したほうが楽なのです。
選び方ですが、「お金」をかけますので、
幾つかのメーカーで見積もりを取ることが必要です。
これは購入する専門店を選ぶ基準として、
幾つかのデータを持っておくことで決定と今後に役立てます。
ダンボールを選ぶなら「中に何を入れて、
どのような注意が必要」ということを
伝えるようにします。勿論サイズは欠かせません。
専門店ですので、それに合わせて
どのくらいのゆとりが必要か分かりますし、
強度の計算もしてくれます。
梱包に欠かせない緩衝材を選んでもらうこともできますので、
トータルで考えると良いかもしれません。
インターネットではこのような専門店も
販売用のショップを持っています。
簡単に注文することも可能ですが、
商品に対して使うものであればまず、
相談メールを送ることをお勧めします。
素人判断で注文し価格的に損をする可能性もありますし、
配送時に困る場合もあります。
しっかりと相談をしてみましょう。